祖母が貸してくれたお金について、今だから語れるお話です。
私の祖母は小さな頃から一緒に住んでいたこともあって何でも相談に乗ってくれるほんとに優しいおばあちゃんでした。
大学に入った頃にはどうしても車に乗りたいと言うこともあってアルバイトをしながら何とか車を買おうとしたのですがどうしてもお金が足りません。
両親は絶対にお金を貸してくれないことがわかっていましたので、ダメ元でおばあちゃんに頼んでみました。
すると、おばあちゃんは3秒ほど悩んだだけで、出世払いで貸してあげるからこれからは親孝行をきちんとしなさいと一言告げました。
おばあちゃんとしては親にお金を借りたりするような私は情けなくもありながらも何とか仕上げたいと言う矛盾した気持ちの中でお金を貸してくれたのだと思います。
そんなおばあちゃんも車にも乗せてあげましたが結局は私が一人前になるまでになくなってしまいました。
できれば今のように自分の金で購入した愛車に乗せてあげたかったものです。