借金による苦しみは自分よりも大切な人に

私は借金をしていました。

今からおよそ7年くらい前にさかのぼります。

理由はゲームセンター通いがきっかけでした。

今も存在する馬を育成して、メダルを稼ぐというゲーム機なんですが、最初は友達に誘われたのがきっかけでした。

その時はまさか借金を背負わなければならないとは思いもしませんでした。

訳もわからず数枚のメダルを大穴(倍率高い馬)にかけ、見事に当たったってしまい

その時に、ひょっとしたら自分には才能があるんじゃないかと思ってしまった事が原因でありました。

当時、あの当たった時の感覚は何とも言えない優越感と幸福感に満たされ、機械から出てきた時のメダルを間近で見ると、まるでお金持ちになったかのような錯覚に陥りました。次第にメダルがなくなると、メダル貸機に度々足を運ぶようになり、他のプレイヤーに負けたくない、多くのメダルを稼ぎたいと思うようになり、気がつけば、毎月の給料のほとんどを使うようになりました。

しかし、当時の感覚が麻痺していた私は、まだ大丈夫何とかなる位の気持ちでした。

こうして数年間ゲームセンターに通い詰めた結果、瞬く間に借金が膨れ上がりました。

ガード会社から数社から取引明細が家に届くようになり心配した家族から問い詰められ、真実を話した時、はじめて涙を流し、こんな最低な自分の事を心配してくれました。

その涙を見た時に自分の中で「何をやっているんだ」と自分への大きな失望間に見舞われました。